こんにちは、なめこ(@namekolife7)です😀
突然ですが、私は先日大腸内視鏡検査でポリープが見つかりました。
その場で切除し、病理組織検査の結果「良性の腫瘍」(がんではない)ということが分かりました。
良性の腫瘍だったことに一安心しましたが、検査を受ける前まではまさか大腸ポリープがあるなんて思ってもみなかったので、本当に驚きました。
と同時に内視鏡検査を受けることの大切さを身をもって感じました。
この記事を読んでいる皆さんは、「これから大腸検査を受ける」など何らかの理由でこちらにたどり着いているかと思います。
そんな方々の不安が少しでもなくなるように、
またこの記事を読んで一人でも多くの方が内視鏡検査を受け、ご自身の健康維持につながるきっかけになれば良いと思っています。
内視鏡検査を受けるきっかけ
家系的にもリスクがあり、家族は一年に一度内視鏡検査を受けていました。
私も30歳過ぎたら一度内視鏡検査を受けようと思っていました。
そして2月の下旬に内視鏡検査をあるクリニックで予約していました。
しかし、2月初旬に少し脂っこいものを食べお腹を壊してしましました。そのまま下痢をしてしまいなんと次の日の朝「血便」が出てしまいました。
すぐさま予約してあったクリニックに電話をしたら
「すぐに検査をしましょう」とのことで、急遽2月の下旬の予約を早めて電話した日の週末に検査していただけることになりました。
こうしてバタバタとした中、検査の日が決まりました。
検査への準備
大腸内視鏡の検査は、前準備が大変なことで有名です。
大腸を空っぽにするのですから、それもそのはずですね。
食べて良いものといけないものがあります。
食事制限は前日からで良いと書いてありましたが、念のため前々日から開始しました。
意外と食べて良いものが多い印象でした😀
そして私は急な検査で、十分な準備ができそうもなかったことと前日まで仕事も普通にあったため、検査食セットを利用してみることにしました。
中身はこんな感じ↓
一個一個レトルトパックに入っています。
【検査前々日】
朝食は鶏とたまごの雑炊
食べてみた感想は…普通に美味しい!
鶏肉の味が濃いからか全体的な味もしっかりしている。
お昼は会社に持っていき、レンジでチン。
たまごがゆは味が少々薄かったが、そぼろが美味しかった😋
夜はビーフシチュー!
というかお肉がしっかりしていて普通に美味しい!
検査食なのにこんなにお肉食べて良いなんて驚きです。
野菜もお肉もとても柔らかく煮てありました。だからこそ消化が良くて残らないのでしょうね。
これを自分で作るのは大変だと思いました。
時間がない方、何を食べたら良いか分からない方には是非お勧めです!
【検査前日】
二日目はこちらをいただきました↓
キューピーが作っているということだけでなんだか安心☺
朝食は鮭がゆと肉じゃが。
鮭がゆは薄味でしたが、肉じゃがはしっかりとしたお味なので、一緒に食べれば問題なし!
普通に美味しい食事です。本当に食事制限している感覚がない。
むしろ胃にやさしいので、普段の食事にも取り入れたいくらいでした。
お昼は会社でチキンクリームシチューとクラッカー。
クリームシチューにはこんなに大きな鶏肉が入っていてとても満足感があります☺
クリームシチューは普段あまり食べないので、余計美味しかったです。
いよいよ検査前日の夕食です。
市販の鮭がゆとゼリー飲料にしました。
前日までの準備(食事制限)に関しては、検査食セットを利用したおかげか全然つらさを感じませんでした。
空腹感もそこまでありませんでしたし、何より色々なメニューが食べられたので飽きることなくそして確実に準備できました。
検査当日【準備】
いよいよ検査当日。
クリニックによっては自宅で下剤を飲み、大腸をキレイにしてからクリニックへ向かうというやり方の所もあるみたいですが、私がお願いしたクリニックは当日クリニックへ向かい、その場で下剤を飲み始めるというやり方でした。
クリニックに入ると、沢山の大人たちがテーブルの横に立ったまま下剤を飲んでいる光景が広がっていてちょっとした衝撃を受けました。
と同時にこんなにも沢山の人が今日一緒に内視鏡検査を受けるかと思うと心強くも感じました。
内診と着替えを済ませたら、いよいよ下剤を飲みます。
看護師さんが丁寧に説明してくれます。
「モビプレップ」という下剤1リットルを4回に分けて1時間で飲むとのこと。
15分ごとに1杯ですね。
下剤は2リットルと聞いていたので、看護師さんに聞いたところ最近改良されて1リットルになったとのこと😀
味は…ポカリに塩を足したような、何とも言えない味です。
まずくてどうしようもない!というほどではありませんでした。
最初は順調に飲み始めたものの、やはり2杯目、3杯目と飲み進めるにつれつらくなってきます。
15分で1杯なんですが、15分経つのがものすごく早く感じる。
ただ時間は守らないといけないので頑張って飲んでいきます。
私と同じテーブルにいたおばさまは、慣れていらっしゃるのか本を片手にまるでコーヒーでも飲むかのような優雅さで着々と飲み進めていらっしゃいました。
なるほど毎年やるものだし、本などで気を紛らわせながら飲むと良いのかなと思いました。
是非とも来年は私もその域に達していたい🙌と思いました。
その後はなんとか順調に飲み進めていったものの、徐々にあるはずの排便が1回あったのちはありませんでした。
あまりゆっくりなのもよろしくないとのことで、看護師さんに座薬をいれてもらいました。
座薬なんて子供のころ以来でした。
しかし座薬を入れてからの順調ぶりがすごかったです!
座薬ってすごい!笑
順調にトイレに通い続けること10回以上…
無事検査合格ラインまでいきました。
看護師さんもついていてくれるし、下剤も1リットルだったので、大腸内視鏡検査は準備が大変と聞いていましたがそこまで壮絶という感じではありませんでした。
これで大腸の中を見てもらえて病気があったとしても早い段階で対処できると考えれば、なんのそのです。
クリニックにハロゲンヒーターなども置いてありましたが、とにかく体の中のものを一気に出すので特に女性の方は身体が冷えてきます。
身体を冷やさないように靴下などあるとより良いと思いました☺🧦
検査
いよいよ合格ラインになったひとから順番に検査室へ案内されます。
11時ころから下剤を飲み始め、検査に呼ばれたのは15時ころでした。
私は胃の内視鏡も一緒にお願いしていたのでまずは胃からです。
まず口に苦いスプレーをされ、胃の泡を消す液体を飲みます。(コップに3分の1くらい)
そして診察台に横になり、苦いドロッとした液体を注射器で口に入れられます。
それを飲み込むのが一番つらかった😣かもしれない、、
そのあとのどの感覚がなくなっていくのが分かります。
鎮静剤を打たれます。ふわ~っとします。ねむくなるような。
ただ意識はあるので、看護師さんの応答には答えられ、その後の記憶もしっかりあります。
順番を待っている間、看護師さんが「家系的にリスクがあればやはり30歳節目で一度内視鏡受けておいた方が良いねー」と言っていました。
そうこうしているうちにベットごと診察室へ。
まずは胃を見ていただきます。
麻酔が効いているので特に痛みはなかったと思います。
ただ異物がはいるので、少しオエっとなるくらい。
先生「軽い逆流性食道炎がありますね」
私「😲!」
先生「あとで詳しく説明しますからね」
どんどん次へ進みます。
胃が終わると続けて大腸の検査へ。
身体を横向きにして検査します。
検査着にはお尻の所に小さい穴が開いているのでそこから内視鏡を入れます。
なので恥ずかしさ等はありません。
大腸はくねくね曲がっている箇所もあるのでそこを通るときに少し押されるような違和感はありましたが、そこまで激痛というほどではなかったので耐えられました。
自分でも大腸の中の様子をモニターで見ることができました。
進んでいくとポコッと小さく膨らんでいるできもののようなものが見えました。
まさかと思いましたが、先生が一通り大腸を見終わった後に
「ポリープがあるので、切除しますね」
私「😲!!」
先生はシュッシュとすばやくはりがねのようなものを内視鏡を通して入れていきます。
そして自分が見ているカメラの映像、ポリープの所にもわっかになったはりがねが到着。
わっかでポリープを挟み、切除が完了しました。全く痛みはありません。
その後内視鏡を抜き、検査は終了しました。
15分ほど横になったまま安静にします。
起き上がり、ふらつき等なければ先生の診察を待ちます。
胃には軽度の逆流性食道炎があり、大腸にはポリープがありましたので切除しましたとのこと。
大腸ポリープは病理組織検査に出すので2週間後に結果を聞きに来てくださいと告げられその日は終了しました。
この日のお会計は24,000円ほどでした。
冒頭にも書きましたが、ポリープは良性の腫瘍。内視鏡で切除しているし1年後の経過観察で様子を見ましょうとのことでした。
内視鏡検査を受けて
健康体だから大丈夫と高をくくっていた自分を悔やみました。
内視鏡を受けてみたら、二つも異常が見つかりました。
ポリープは悪性化してがんになる場合があるものです。
https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/cp.html#q1
もし「時間がないから」「自分はまだ若いから大丈夫」などと内視鏡検査を受けない理由をみつけている方がいたら、是非一度受けてみてほしいと思います。
実際私も上記のような言い訳をして内視鏡検査を先延ばしにしていたうちの一人です。
でもいざ検査を受けてみたら、ポリープが見つかりました。
最初はショックでしたが、時間が経つと
「将来がんになるかもしれないポリープを内視鏡で痛みもなく取り除くことができた」
ととても前向きになると同時に感謝の気持ちが込み上げてきました。
将来病気になってからの治療に比べたら1年に1回の検査なんてなんてことないです。
この記事で書いたように、特につらかったことと言えば胃の内視鏡の口の麻酔?のドロッとした苦い液体を飲むことくらいです。
日本は食の欧米化により大腸がんが増えてきているのに、検診率は未だに非常に低いです。
一人一人が一年に1回内視鏡検査を受けるようになれば大腸がんによる死亡率は確実に減ると思います。
仕事には休みがあるけれど、そんな休みの日でも寝ている時でもずっと動き続けている私たちの身体。
1年に1日くらいそんな私たちの身体を労わって検査する日を設けてみてはいかがでしょうか🙂